▶シナリオ特集
ヒロイン・常子が、生前の父が教えてくれた「当たり前の暮らしがいかに大切か」という教えを胸に、二人の妹と母を守って型破りの大奮闘。女ばかりの常子一家が激動の昭和を駆け抜けていく家族の年代記と、彼女らが東京で女性のための雑誌を作る出版社を立ちあげ、天才編集者・花山伊佐次と出会い、雑誌『あなたの暮し』を刊行し一世を風靡するまでを描く、話題作。
今号では、花山の過去が明らかになる15週と、次女の鞠子が憧れの作家・平塚らいてうと出会うことで結婚の申し込みを受ける決意をする19週を掲載。
出演:高畑充希 木村多江 相楽樹 杉咲花 ピエール瀧 平岩紙 及川光博 山口智充伊藤淳史 古田新太 志田未来 向井理 片岡鶴太郎 大地真央 西島秀俊 唐沢寿明ほか
▶シナリオ
名古屋市内の老舗味噌鍋店に嫁いだ桜子。夫、娘と何不自由なく暮らしていた、心配事と言えば、娘が学業そっちのけで、シンガーソングライター・シュウゴの追っかけをしていることぐらい。ある日、桜子はシューゴのSNSの投稿に投稿したことで、スマホでのやり取りが始まる。平凡な日常を過ごしていた桜子にとってはとても刺激的な日々……。若い頃、作詞家を目指していた桜子は、娘に内緒でシューゴの新曲の歌詞のアドバイスを始める。すると、東京で一緒に仕事をしようとシューゴに持ち掛けられるのだが……。
平凡な暮らしの中で、ときめきを渇望する女性の心を描いたドラマ。
出演:斉藤由貴 川島海荷 堀内敬子 生田智子 小柳友貴美 七瀬公 長谷川朝晴 堀内正美 宇梶剛士ほか
▶インタビュー
倉光泰子「周りに助けられ完走できた“月9”脚本」
今年4月から6月にかけて放送されたフジテレビ系月9、福山雅治主演「ラヴソング」の脚本に抜擢された、倉光泰子氏。一昨年暮れ、フジテレビヤングシナリオ大賞受賞後、去年4月から準備を続けてきた企画だったという。育児をしながら初めての連続テレビドラマ脚本の執筆をこなした倉光氏に、脚本家を目指した経緯から、『ラヴソング』制作の裏話、執筆の環境などについてお話を伺う。
▶誌上講座
北阪昌人の enjoy! radio drama(6)
好評連載・北阪昌人氏の『ラジオドラマ脚本を書いてみよう!』がリニューアル。ラジオドラマ脚本の第一人者としての日々の雑感など綴るパートと、ラジオドラマ脚本の誌上講座の2部構成で、ラジオドラマを創る楽しさを紹介していく。
▶連載
寺田憲史『シナリオライターの生き残り術 求められる存在になるために』(4)
シナリオライターとしてデビューしたものの、フェードアウトしてしまうケースが少なからずある中で、作家として第一線で長く活躍を続けるには何が必要なのか? アニメシナリオを起点に様々なジャンルの作品を手掛けてきた寺田氏が、自身の経験などを基に、そのヒントを伝授。今回は「日本的『ドラマ』に疑問を抱く」。
▶連載
こうたきてつや「テレビドラマ史 脚本家が紡いできた世界」(24)
長い放送の歴史の中でテレビドラマが果たしてきた役割——何が生まれ、何を得て、何を失ったのか? 脚本家がテレビドラマでどんな世界を紡いできたのかを紐解くことで、現在のテレビドラマが抱える問題を浮き彫りにする。今回は『テレビドラマの新たな創造(9)〈発展期〉〜一九七〇年代後半〜』。
▶連載
セリフとト書き(124)丸尾 聡「シナリオにおける『感性ト書き派』出現は?」
劇作家・演出家として活動する一方、数多くのラジオドラマ脚本を手掛けてきた丸尾氏が、故蜷川幸雄氏の創作エピソードなどを例に、俳優やスタッフに作品のイメージを精一杯伝えようとするト書き=感性ト書きについて綴る。
▶連載
放作協通信(48)
一般社団法人日本放送作家協会の最新情報を伝える広報ページ。
今回は、『超高速!参勤交代』、『超高速!参勤交代 リターンズ』の脚本家・土橋章宏氏に、脚本家を目指した経緯、脚本家志望者へのメッセージなどを伺う。
▶連載
さらだたまこ/カフェ・ラ・テの庭で(90)
AM1422kHz ラジオ日本・木曜深夜2時から好評放送中のトークラジオとのコラボ企画。
今回は、脚本家の三浦有為子さん、放送作家の大井洋一さんのトークを誌上採録。
▶シナリオ公募情報
(中間選考結果)
第28回 フジテレビヤングシナリオ大賞 三次審査通過作品発表
(募集要項)
WOWOWシナリオ大賞
中四国ラジオドラマ脚本コンクール
NHK名古屋 創作ラジオドラマ脚本募集
円谷プロダクション クリエイティブアワード 金城哲夫賞
橋田賞新人脚本賞
テレビ朝日新人シナリオ大賞
▶ライター掲示板
伊佐治弥生 遠藤彩見 小林雄次 佐東みどり 牧野圭祐
▶トピックスコーナー
新刊案内/訃報