▶特別企画
日テレ シナリオライターコンテスト 2023 受賞作発表
日本テレビ放送網主催、オリジナルコンテンツを共に創れるプロ脚本家の発掘・育成を目的とした公募『日テレ シナリオライターコンテスト2023』の受賞作が決定。応募総数1040作品から、4次に及ぶ選考の結果、大賞1作品、佳作2作品、審査員特別賞4作品が選ばれた。
今号では、大賞受賞作・神谷克麻氏『217円の絵』、佳作受賞作・澤田航太氏『コンフェッションズ』、田窪泉氏『浮世に呵え』脚本とあらすじ、選評として、授賞式での審査員のご発言(佐藤貴博氏、櫨山裕子氏、河野英裕氏、中谷敏夫氏)の採録、受賞者の皆さんの喜びのコメント“受賞の言葉”、審査員特別賞4作品のあらすじを掲載。
▶テレビドラマ脚本
川 恵実 野田慈伸 柴田岳志
『シリーズ“宗教2世”神の子はつぶやく』
NHK総合テレビ 初回放送:2023年11月3日
NHKスペシャル
第50回放送文化基金賞 ドラマ部門 最優秀賞受賞
ある宗教を信じる家庭に育った、姉と妹。幼少期から“神の子”として育てられてきた彼女たちは、熱心な信者である母親に、学校でのつながりや部活、カラオケ等の楽しみを禁じられる。日曜は、何よりも優先して集会に参加し、神に祈る。そんな彼女たちの心は、成長と共に窮屈に縛られていく。たこ焼き屋を営み、慎ましくも幸せになりたいと願ったはずの家族。妻と娘たちとの絆を信じた父が病で命の危機を迎えた時、それぞれの“信じる”気持ちが壊れ始める……。姉妹は生き方を分かち、それぞれの道で悩む。そして問う。「お母さんはどうして神様を信じたの?」。
当事者たちへの取材から見えてきた“宗教2世”の知られざる葛藤。善と悪を分ける“神の教え”と“親への愛”の狭間で激しく揺れる心に光を当て、姉妹の“個”の視点を通じ、深く掘り下げて描く。
柴田岳志氏の作品についてのコメント『演出・脚本ノート』も掲載。
演出:柴田岳志 出演:河合優実 田中麗奈 根本真陽 杉田雷麟 岩男海史 工藤遥 和田光沙 尾上寛之 斎藤加奈子 吹越満 萩原聖人 渋川清彦 酒井若菜 森山未來
▶連載
エッセイ・山本むつみ『焼け石に水の泡』(15)
脚本家4氏による月替わりエッセイ。今号は、テレビドラマ『連続テレビ小説 ゲゲゲの女房』『大河ドラマ 八重の桜』などの脚本を手がける山本むつみ氏。今回は、「『創作は時を超えてまた新しい創作を生み出す』の件」。
▶連載
脚本を残し放送文化を伝えていこう!(27)
「日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム」(略称「脚本アーカイブズ」)の取り組みを毎号紹介していく連載。今回は『「オリンピック」脚本特集』と題し、今から60年前、1964年東京オリンピックの開会式・閉会式中継、大会前後に放送された五輪特別番組などの台本を紹介。
▶脚本公募情報
(中間審査結果)
第49回創作テレビドラマ大賞 一次選考通過作品発表
第24回テレビ朝日新人シナリオ大賞 第2次選考通過作品発表
第36回フジテレビヤングシナリオ大賞 三次審査通過作品発表
(募集要項)
南のシナリオ大賞(15分のオーディオドラマ用シナリオ)
感動シネマプロジェクト
橋田賞新人脚本賞
TBS NEXT WRITERS CHALLENGE
▶ライター掲示板
いながわ亜美 大橋由佳 篠﨑絵里子 髙橋幹子
▶情報
オーディオドラマコーナー