▶特別企画
岡田惠和シナリオ特集
岡田恵和氏脚本のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』が4月3日から半年に渡って放送されている。岡田氏が“朝ドラ”を手掛けるのは「ちゅらさん」(01年)「おひさま」(11年)に続いて3作目。 岡田氏は1990年の脚本家デビュー以来、数多くの連続ドラマを手掛けてきたが、氏の作品歴の中では稀有と言える一話完結オリジナル作品3篇を集め、掲載する。
▶コンクール
第45回 創作ラジオドラマ大賞 最終審査結果発表
一般社団法人日本放送作家協会 NHK共催、長い歴史を誇るラジオドラマ作家の登龍門。45回を数える今回、大賞1編、佳作1編を選出。 大賞受賞作、藤沢秋・作『暗闇の訪問者』と、入賞者の喜びのコメント『受賞の言葉』、白熱した議論が交わされた最終審査会の直後に行われた『選評座談会』を掲載。 《選評座談会参加者》 [日本放送作家協会側審査員]井出真理 入山さと子 中澤香織 丸尾聡(劇作家協会)原田裕文(日本シナリオ作家協会) [NHK側審査員]藤井靖 真銅健嗣 藤井靖 吉田努 小島史敬 小見山佳典 ※司会:北阪昌人(日本放送作家協会)
▶新進作家インタビュー
井上聖司「“20代のリアルが書ける”新世代作家」
2015年、弱冠21歳で第27回フジテレビヤングシナリオ大賞。その後、連続ドラマ『せいせいするほど、愛してる』(TBS)でプロデビューを果たし、今注目を集めるドラマ界のホープに、脚本家を目指すまで、受賞作、デビュー作の創作エピソード、今後の抱負などを伺う。
▶誌上講座
北阪昌人の enjoy! radio drama(13)
ラジオドラマ脚本の第一人者としての日々の雑感など綴るパートと、ラジオドラマ脚本の誌上講座の2部構成で、ラジオドラマを創る楽しさを紹介していく。
▶ドラマ評
古崎康成『何が「いいドラマ」なのか〜一月期のドラマをみて〜
2017年1月から3月末に放送されたテレビドラマ作品から、筆者が印象に残った9作品を取り上げ、テレビドラマ界を取り巻く環境の変化と共に批評する。
▶連載
寺田憲史『創作願い クリエイティブの鉱脈を探す旅』(5)
好評連載『シナリオライターの生き残り術』が、対象をシナリオライターからクリエイティブに携わる人々へ拡大し、装いを新たに再スタート。アニメシナリオを起点に様々なジャンルの作品を手掛けてきた寺田氏が、自身の経験などを基に、激動の現代を生き抜くヒントを伝授。今回は「アナログ世界で原石(ネタ)に出会う」。
▶連載
こうたきてつや「テレビドラマ史 脚本家が紡いできた世界」(31)
長い放送の歴史の中でテレビドラマが果たしてきた役割——何が生まれ、何を得て、何を失ったのか? 脚本家がテレビドラマでどんな世界を紡いできたのかを紐解くことで、現在のテレビドラマが抱える問題を浮き彫りにする。今回は「テレビドラマの多様化(3)〈多様化期〉〜一九七〇年代後半〜八〇年代前半」。
▶連載
セリフとト書き(130)/福間正浩「ト書きのルール」
テレビドラマ「受験の神様」「専業主婦探偵〜私はシャドウ」「闇金ウシジマくん」シリーズなどを手掛ける氏が。脚本創作で体得した「ト書き」と「セリフ」の書き分け、ト書きを書く際の自己流のルールなどについて、綴る。
▶連載
放作協通信(55)
一般社団法人日本放送作家協会の最新情報を伝える広報ページ。
今回は、「第45回創作ラジオドラマ大賞」贈賞式の模様をレポート。
▶連載
さらだたまこ/カフェ・ラ・テの庭で(97)
AM1422kHz ラジオ日本・土曜深夜3時から好評放送中のトークラジオとのコラボ企画。
最終回の今回は、脚本家の山浦雅大氏と、田中晶子氏のトークの誌上採録と、9年6か月に及んだ番組の歴史を振り返る。
▶シナリオ公募情報
(最終審査結果)
WOWOWシナリオ大賞
北のシナリオ大賞
NHK名古屋放送局創作ラジオドラマ脚本募集
(募集要項)
WOWOW新人シナリオ大賞
TBS連ドラ・シナリオ大賞
▶ライター掲示板
あべ美佳 内田裕基 岡崎由紀子 小鶴乃哩子 小山正太 篠崎絵里子 高木登 女里山桃花
▶トピックスコーナー
芸術選奨に宮藤官九郎氏/市川森一脚本賞に黒岩勉氏/橋田賞発表/向田邦子賞に矢島弘一氏/新刊案内/日本シナリオ作家協会・2017夏の公開講座を開催