▶特別企画
脚本家の出発点――コンクール受賞作品特集 第3弾
本誌は1979年の創刊から、時代を反映する鏡・テレビドラマの根幹を担う“脚本”、そして脚本を創作する作家を追い続けているが、中でも80年代半ば以降創設された、テレビ局主催の脚本コンクールをきっかけに数多くの脚本家がデビューし、人気作家へと上り詰める姿を注目してきた。
今号では、昨年7月号、10月号に続いて、現在第一線で活躍中の脚本家3氏の原点、コンクール受賞作を再掲載する。
▶テレビドラマ脚本
小松江里子『#コールドゲーム』
第1話・第2話
東海テレビ・フジテレビ系 オトナの土ドラ
天才詐欺師・祥子がたどり着いた避難所は、家族優先だった。祥子は寄せ集めの“偽装家族”の母親として過酷な日々に立ち向かうことに……。
隕石衝突の影響で、マイナス45℃・極寒の氷河期に突入した地球を舞台に、人間の本性を描いたサバイバルストーリー。
原作・脚本を手掛けた小松氏のインタビュー記事も掲載。
出演:羽田美智子 結木滉星 久間田琳加 やす(ずん) 篠原篤 和田琢磨 福田転球 椿鬼奴 銀粉蝶 中村俊介ほか
▶コンクール
令和二年度 橋田賞新人脚本賞 選考結果発表
新人脚本家の登龍門『橋田賞新人脚本賞』、今回の「選考経過」および「選評」、佳作入賞・藤田知多佳氏、山脇さやか氏の喜びのコメント「受賞の言葉」を掲載。 〈佳作〉藤田知多佳『ハゼと私とホタテと』 〈佳作〉山脇さやか『スミレの道標』
▶連載
森下佳子 ……で?(6)
脚本家4氏による月替わりのエッセイ。今号は『天国と地獄~サイコな2人~』『白夜行』『JIN~仁~』『おんな城主 直虎』『ごちそうさん』などの脚本家・森下佳子氏。今回は、『今ここにある危機と私の好感度について』。
▶連載
北阪昌人の RADIO DAYS(27)
ラジオドラマ脚本の第一人者としての日々の雑感など綴るパートと、今回からスタートのラジオドラマ脚本誌上講座「ラジオドラマQ&A」の2部構成で、ラジオドラマを創る楽しさを紹介していく。
▶連載
こうたきてつや(日大名誉教授)/平成ドラマ史への覚書〈一九八五〜二〇一五年〉(28)
「平成」の時代に作家が、どんなドラマを描いてきたのか? 平成ドラマの軌跡を辿る。今回は「昭和へのレクイエム(2)《二〇〇〇~〇四年》」。
▶脚本公募情報
(審査結果)
BKラジオドラマ脚本賞
シナリオ・センター大阪校創立45周年記念賞
シナリオ・小説コンクール
南のシナリオ大賞
創作テレビドラマ大賞
▶ライター掲示板
アサダアツシ/あべ美佳/大北はるか/滝本祥生/舘そらみ/田中攝/真野勝成/吉村ゆう
▶トピックスコーナー
岡田惠和氏脚本『人生最高の贈りもの』が受賞/ギャラクシー賞大賞に『世界は3で出来ている』/訃報
▶情報
オーディオドラマコーナー